
植栽・植込みが抱える問題点
意外なところで空き家のトラブルの原因になるのが植栽・植込みです。放置しておくとどんどん育ってしまうので注意しましょう。
どうせ誰も住んでいないし、植物が生えるくらい問題ないと考える方も多いかもしれません。
しかしこれは空き家における重大な問題の1つです。それはなぜか、植栽や植込みの管理がされていないと見た目も悪く、人の来ない場所だと思われるからです。
空き家と言えど草がぼうぼうで庭先は枯れ草だらけ、こんな状況になれば近所の方は快く思いません。
自分の住んでいる地域が汚れているのですが当たり前です。
隣の家ともなれば伸びた植物が自分の敷地内にまで侵入してくるケースもあります。
法律的に勝手に切ってしまうこともできないため、泣く泣くそのままにしている方も少なくないようです。
こうした理由から近所の方とトラブルになってしまうこともあり、見た目が悪く、植物のせいで敷地内が見えないことからゴミの不法投棄の原因にもなります。
植栽・植込みを管理しないだけでこれだけの悪影響が考えられるのです。秋や冬など植物が枯れる時期には放火の原因にもなりとにかくデメリットだらけなことがわかります。
適切な対応で綺麗な状態を維持
こうした問題を解消するためには植栽・植込みをしっかり管理することが大切です。
そもそも庭にある植物をすべて処分してしまう方法もありますし、残しておくなら手入れは欠かせません。空き家でこれから先使う予定もないなら、処分してしまうのが安全面や衛生面を考えてもベストです。
しかしなんらかの理由で処分はできない場合、植木屋さんに依頼して手入れをしてもらったり、自分自身で手入れをしましょう。
植物は手入れさえしていれば見た目にも美しく、手入れがされていることで空き家を悪用される可能性も減らせます。
コツとしては敷地内が外から見えるくらいの視野を確保すること、枯れ葉などはゴミになり放火に利用されるリスクもあるのでしっかり処分することです。
この2点に気を付けて手入れをするだけでも環境は大きく改善します。
面倒な作業ではありますが所有者としての義務のようなものですので絶対に放置しないようにしましょう。
もし自分の家の隣が空き家で、植物が伸び放題になっていたらどう思うでしょうか?良い気持ちにはならないはずです。
それと同じ気持ちに近所の人はなっているのですから植栽・植込みへの対応は空き家を所有するうえで非常に重要なポイントになります。
ベストな対策を考える
手入れが面倒・できないといった方は、隣地の境界を越えるような植栽はすべて処分するといいでしょう。
お隣に枝が伸びて不快な思いをされないためにはベストな選択でしょう。
実際は枝だけでも不愉快なのに、秋や冬になるたびに大量の落ち葉がお隣の庭におちるようなことにもなりかねません。
また防犯上植え込みを残したい方は、手入れが楽な植栽を選びましょう。また大きく育つ植栽は処分してしまい、手入れが楽な植栽を選びましょう。
落葉がない植栽を選ぶだけで、掃除がかなり楽になります。
また外からの視界をさえぎるような植栽は、防犯上マイナスになるため見通しの良さが確保できる配置を心がけましょう。