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埼玉県の空き家件数(平成25年度)は35万5000件と言われています。

空き家率は10.87%(平成25年度)で5年前と比較すると10.65%(平成20年度)から0.22上昇しています。

埼玉県の空き家率は全国平均でみると平均値より低く、空き家率ランキングも全国44位となっています。

しかし東京都神奈川県と同様に、埼玉県でも空き家の数は年々増加しているため、その対策が急がれます。

埼玉県では空き家オーナーに対して、利活用・売却・賃貸・維持管理・解体などの相談を受けるとともに、空き家の専門相談窓口を設けて対応を行なっています。

空き家の放置は治安・環境・景観などに悪影響を与え、近隣トラブルの原因となります。さらには維持管理費、固定資産税などの費用負担も発生します。

そのため将来的に使用予定がない空き家は、売却や転用など利活用することが望ましいでしょう。

またここ数年の埼玉県内の地価は上昇傾向にあるため、売り時を逃さないように定期的に地価の動向は調査することをお勧めします。

埼玉県の空き家対策

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埼玉県では空き家対策の指針を作成し、安全対策・利活用策の2つの観点から対策を提案、さらに補助制度や適正管理条例などの紹介を行うこととしています。

こうした指針は埼玉県が抱えている現状に対する解決策を考えるポイントになります。

指針では実態把握、撤去根拠、撤去費用、流通促進、まちの魅力をそれぞれ課題として捉え、これらに対する対策を紹介しています。

実態把握では空き家の所有者を調査するには、個人情報保護の問題や調査にかかる費用を課題として挙げ、国が行っている調査に対する交付金の存在などを紹介することを対策としています。

また撤去根拠では不適正管理とされる住宅を撤去するための法的根拠が弱いこと、保安上危険と判断される場合しか撤去命令を出せないことを課題とし、

大執行を判断する審議会の設置や県内市町村の既存条項の網羅、保安上危険な住宅を判断する方法の提案を対策としています。

撤去費用の問題は撤去費用を財政措置するアドバイスを行うこととし、流通促進では市町村の魅力を発信するためのホームページの活用がポイントだとしています。

そしてまちの魅力では空き家対策に関連する国の制度や過去の事例などを紹介し、こうした取り組みをすることで空き家問題の解決を目指しています。

指針通りに実際にどれだけ実行・実現できるのかが、今後の注目すべき点と言えるでしょう。

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いち早い取り組み

埼玉県の所沢市は2010年に所沢市空き家等の適正管理に関する条例を制定し施行しています。

これは日本で最初に制定された空き家に関する条例で、この条例により空き家の所有者に対して勧告に従わない場合は氏名を公表、さらに警察に依頼して撤去も可能としました。

そしてこの条例によって所沢市では空き家の撤去数が増加、条例に一定の効果があることが証明されました。

現在ではこうした条例を制定しているところは多いのですが、それも所沢市が取り組みをはじめ、それが有効だと示したから言えるでしょう。

空き家を所有する方の多くは、これまで特に大きなペナルティがないことから空き家を放置していたケースが多いのですが、きちんとしたペナルティを設けることで自主的な対策を求めた形です。

これですべてが解決されるわけではありませんが、空き家の増加に歯止めがかかると考えられ、そのうえでさらに有効な対策を講じることが空き家問題解決に向けて大切になってきます。

さいたま市の取り組み

さいたま市でも同様に「さいたま市空き家等の適正管理に関する条例」を制定して、空き家の所有者・管理者に対して適正な管理を責務としています。

埼玉県では今後もこういった地方公共団体は増加するでしょう。

条例で空き家の管理に責任を持たせることで、空き家対策への意識が高まるでしょう。空き家への意識が高まれば、放置するようなことも減り結果として空き家の減少が期待できるかもしれません。

空き家バンクのご紹介

空き家バンクについては賛否あるようですが、空き家問題の相談先としてご紹介します。(平成28年9月現在)

越谷市越谷市住まい・まちづくり協議会 ※越谷市:建築住宅課(048-977-8889)
羽生市地域振興課(048-561-1121)
坂戸市防災安全課(049-283-1331:内線318)
鶴ヶ島市都市計画課(049-271-1111)
飯能市まちづくり推進課(042-973-2268)
志木市環境推進課(048-473-1111:内線2310)
深谷市建築住宅課(048-574-6655)
秩父広域連合ちぶ空き家バンク推進委員会※秩父市:商工課(0494-25-0088)
宮代町企画財政課(0480-34-1111:内線214)
ときがわ町企画財政課(0493-66-0404)
川島町農政産業課(049-299-1760)
越生町企画財政課(049-292-3121)
小川町都市政策課(0493-72-1221:内線254)
東秩父村産業建設課(0493-82-1222)

参考:埼玉県ホームページ

まとめ

埼玉県では空き家の放置に対してペナルティを設けることで、所有者に危機感や責任感を持たせ、空き家の放置を食い止める方針を打ち出していることがわかります。

しかしよく考えて下さい。あたかも空き家はお荷物的な存在にされていますが、空き家は立派な資産なのです。

そして空き家を資産と考えれば、放置しておくこと自体が非常にもったいことだと思いませんでしょうか?

売却すればキャッシュを得ることができますし、賃貸物件として活用することで毎月収益を得ることができるのです。

また最近注目されている民泊、特に日本ではエアビーアンドビーのサービスを活用すれば、あなたの空き家から思いがけない収益を得ることができるかもしれません。

もし空き家の活用にお困りであれば、不動産セミナーに参加する、または不動産資産の運用に詳しい専門家に相談することをお勧めします。

そして、空き家がいくらで売れるのか?を知っておくのも大切です。

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