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不動産流通推進センターが提供している価格査定マニュアルは、不動産業者が顧客に仲介価格の意見を述べる際に、その根拠となる金額を合理的に算出するために用いられるマニュアルの事を指しています。

不動産業者は取引に際してなすべき事が宅地建物取引業法により決められています。取引に際して行うべき事は様々あるのですが、特に業者が顧客と媒介の契約を行う際には遅滞なく書面を作成して交付する事と共に、売買すべき価額や評価額について意見を述べる際にはなぜその価格を提示したのか根拠について明かさなければなりません。

そうした時に用いられるのが不動産流通推進センターの価格査定マニュアルで、オンラインで必要な情報を入力するだけで簡単に仲介価格を算出できると共に、マニュアルで算出された内容は根拠として有効に利用することができます。

不動産業者向け

マニュアルは基本的に不動産業者向けに有償で提供されています。そのため一般の方が利用する事は無いのですが、基本的な使い方としてまずはパソコンからインターネット上のマニュアルにアクセスして、WEB版価格査定システムを開きます。このWEB版価格査定システムは戸建住宅・住宅地・マンションなど、土地や建物別に3編から構成されていますので、算出したい不動産に併せて選択します。

システムの初期画面を開いたら入力項目を埋める事になり、戸建住宅の場合は管理情報・基本情報、建物のグレード(品等)、部位別のリフォーム・維持管理状態、その他の付加価値項目等、目視による物件の現況評価・流通性など6点を入力します。条件入力を行なうと後は自動で価格が算出されますので価格を参照できると共に、必要に応じて査定結果についてレポートとしてまとめた売却価格提案書を印字する事もできます。売却価格提案書は不動産業者が売却を希望している顧客に対して、具体的にどれ位の金額が売り出し価格になるかを提案するための資料として用いられています。

WEB形式へと移行

不動産流通推進センターが提供している価格査定マニュアルは、これまでCD-ROM形式で提供されてきたのですが、2015年を境に新たにWEB形式へと移行しました。このWEB形式の以降に伴い、特に戸建住宅向けのマニュアルに関しては国より示された指針を反映させている事が大きな特徴として挙げられます。例えばリフォーム状況の反映部位を拡大させたり耐用年数の見直しについてなど、様々な面で使い勝手を向上させています。

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