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日本経済のこの先

日本経済が低迷をし始めてもうかれこれ30年近く経とうとしています。2000年初頭には失われた10年といい、以降、失われた20年、失われた30年と今後も呼ばれ続けることになるのではないでしょうか。それくらい「日本経済はこの先まだまだ低迷をするのであろう」と個人的に予測しています。

今回はその日本経済における不動産の価値というものを検証していきたいと思います。

日本経済は成長をしている?

アベノミクスが始まったのは2012年になります。つまり今が2016年ですから4年が経過しています。

マスコミの論調によると、この間株価も上がり企業の業績も回復をしているということを背景に、日本が再び成長する時代に突入したとニュースを流すマスコミもいます。

実際に国民総生産(GDP)をみると、2015年の見通しが1パーセント成長で、今年は1.7パーセント成長という政府の見通しになります。年間のGDPが約500兆円になりますので、年間で1パーセントの成長だとすると、日本人は昨年1年間で5兆円の稼ぐ能力を身に付けたということになります。

さらに今年は1.7パーセント成長ですから、約9兆円となり、去年よりも稼ぐ見通しになります。

金額ベースの経済成長

実はこの金額ベースでの経済成長というのに、昨今の経済学者も我々庶民と同じように、疑問を抱いているようです。確かに数字上、景況指数などは改善をしていると思いますが、改善された実感は全然ないというのがほとんどの人の感想ではないでしょうか。

そもそもお金というのは、価値基準を決める基準の一つになります。たとえば、古代の人間は物々交換によって生計を立てていましたが、それがお金の登場によって貨幣社会になったのです。

つまり普段の買いモノが物々交換では極めて非効率なので、貨幣=お金が誕生しただけの話で、もともとは単なる道具なのです。ですからこのお金を稼ぐ能力や、お金を保有することによって日本が豊かになった貧乏になったと判断する事自体が、そもそもの間違いなのです。

本当に価値があるものは?

皆さんも義務教育で習ったと思いますが、昔はお金というものは金、つまりゴールドに裏打ちされたものでした。今のお札や硬貨というのは日本政府の信用が無くなったり、破産をしたら単なる紙切れや単なる鉄くずになってしまうことを認識していますでしょうか?今のお金というものは、日本政府の信用のもと成立しているのであって、それがなくなればお金は単なるゴミになります。

ところが昔はその国で発行しているお金というのはどこかにもっていけば、昔はアメリカになりますが、それをゴールドと交換できるものでした。これを金本位制度といいます。

ところが今のように世界中で輪転機を回して、お金を刷りまくった影響で貨幣に対してゴールドの絶対的な量が不足をしたことから、この金本位制度は崩壊してしまったのです。そして今のように政府の信用によって成り立つ貨幣制度になったのです。

繰り返しになりますが、お金というのは単なる道具であり、日本政府の信用がなくなれば単なるゴミになりかねないものを絶対的な価値判断の基準としているのです。

日本が豊かになるには

経済物理学の中にお金というのは単なる道具で、お金の変わりになるものは何かという研究をした学者が昔いました。

その人によると日本人にとって一番の価値があるものは土地だということを結論づけています。つまり、土地をもっていれば昔のゴールドのようにどこに行っても換金ができるのは日本人にとっては土地のようです。

実際に戦後から現在までの経済成長と土地の価値を比肩してみたところ、その成長と豊かさは見事に比例していることは実証されています。ただ、1970年代から土地の価値はずっと同じのままで、金額ベースでは土地の値段は上昇しているけれど、価値自体は1970年代と一緒だというのです。

つまり普遍の価値をもつものが人間には必要で、それが日本人にとっては土地であって決してお金ではないとのことなのです。アメリカ、イギリスでも同じ結果ですが、英米はこの不動産の価値が今でも上昇しているのに対して、日本は横ばいのままです。

人類にとって昔から衣食住というように、この住という環境が人間に安心感を与えます。つまり不動産の価値を上げるということが、日本の価値を上昇させ、引いてはみなさんの生活を上昇させる原動力になるということにつながるのです。

その人間の衣食住という欲求に対する「住というのは衣食住の中で最高の欲求」に不動産投資できる人間は、最高に幸せであるということをかみしめるべきではないでしょうか?

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