記事の詳細

幼稚園問題は環境問題

市川という地域の特性を考えると、新興地域があるのはよくおわかりだと思います。

つまり市川市の中でもJR市川駅周辺近辺は古くから人が住んでいる地域、といっても昔は遠浅の海の沿岸地域になりますので海苔農家や漁業の街なのです。

そういう意味でいえば、お隣の浦安も一緒で、ディズニーランド開業前の海苔農家の土地を片っ端から地上げをして三井不動産や京成電鉄に売り払ったこともあったなんてことも思い出します。

参考までにディズニーランドの土地はまだまだありますので、ディズニーランドはまだまだ広くなります。そういう商業主義に嫌気をさして不動産から私は撤退したこともありますけどね。

高級住宅街には騒音の対象になるような設備は作らない

今、地方自治体の財務は極端に悪化しているのは周知の事実です。

その地方税の大部分を負担しているのは市川ではあの高級住宅街の住民なのです。大部分というのは言いすぎだと思いますが、高額納税者が大勢いることは間違いありません。

その人たちに市川市を出て行かれては、市川市の財政問題に発展するので迷惑と感じるような施設は作らないのはあなたが市川市の職員であれば当たり前ですよね。

今回、幼稚園問題で問題になった地域はおそらく新興の地域で、極端な言い方をしてしまえば、そこの住民の10人くらい抜けても市川市の財政的には全く困らないのです。

だから計画を持ちあげたのです。反対するのであれば出て行ってください、という姿勢ですよね。

しかも、エゴむき出しなのは、子供の声が五月蠅い、というのであれば警察署や病院、消防署を作っても同じことをいうのでしょうね。どれも重要な社会インフラになるのにそういうものを作るというと文句をいうのはエゴ以外何者でもないのです。

東京都では子供の騒ぎ声、騒音というのは騒音にならないという条例が定められているのです。

住民の権利としては静かに暮らせる権利というのは確かにあると思いますが、条例も憲法に則っていなければ成立するはずがないものですから、子供の騒ぎ声は権利の中には含まれていないのにもかかわらず文句を言ったのです。

裁判所でも東京都の事例をとってこの事件に対して訴訟を起こしても敗訴は必至な状況になると思います。

ゴミ焼却場の場合などは本当にエゴむき出しの問題で、それだったらあなたの家庭ではゴミを出すな、という無理な要求に対してどう対応するのでしょうか?

幼稚園問題の一番の問題点

幼稚園を作るのに反対運動をしている住民はゴミ焼却処分場の問題と一緒で単なる住民エゴではないかと、私の意見と述べてきました。

反対をする方々は、近くに病院、消防、警察を作ってもおそらく文句をいうのでしょう。沖縄の普天間の問題にしてもそうなのですが、もともと、田畑しかなかった地域に基地周辺に住んで騒音がどうのこうの、安全性がどうのこうのという後だしじゃんけんと変わりがありません。

そういう不安の地域に住むほうが悪いのであって、あとから騒ぐのはどうも得心がいきません。

そもそもの問題

ここまでの要点をまとめると、下記の3つになります。

そもそも、誰がどんな地域に住もうと幼稚園やゴミ焼却処分場などは必要になってくるものです。

公共施設でなくても、新興宗教であったり、工場、等あまり近所にあればいい思いをしない施設を作られるリスクは高級住宅街であってもあるもので、たまたまそれが幼稚園であって私などはラッキーと思います。

なぜなら、公共設備であれば税金によってその迷惑の対策費を行政相手に負担してもらうことが可能だからです。

例えば防音壁や二重窓などの対策は、文句を言えば行政は必ず行うと思います。その対策費があなた納税額に対して赤字であっても、行政は対策を行なってくれるでしょう。

しかしそこが一番おかしい問題なのです。

例えば、あなたの近所やお隣さんにどうみてもお金のなさそうな工場が建設されたとしましょう。もしくは反社会勢力でもいいでしょう。そのときにあなたは文句をいいますか?

あなたの周辺、近所に誰もが顔をしかめたくなるような民間の団体や個人が越してきた場合、そのときにお金で解決をしようと思っても相手にお金が取れない相手だった場合は最悪ですよね。

しかし、役所というのは日本最大の苦情センターと位置付けたら、苦情を言っているのに対処をしてくれないとしたら社会問題になるのです。

ですから、赤字の商売を民間人がしないのと一緒の理屈で、役所もやりたくないけど文句が非常に多岐にわたり継続的に行われたら何らかの対処をしなければいけないのです。赤字でもです。

そうなるといざというときに守ってくれる役所から恨まれます。財政が最悪なときにお金を使わせやがって、そして、私たちには単なるエゴにお金を使いやがってという批判を浴びるかもしれません。

つまり行政が社会インフラ整備のために作ろうとすること、そして社会に役に立つものを作ろうとして文句をいうのは全く理にかなっていないのではないでしょうか。

そもそもその計画を立案されないような街づくりを怠った住民が悪いのです。

安い土地にはそれなりの理由があり、その安い理由にはおそらくその環境の悪化を織り込んでの値段というは経済の原理原則です。

こんなことをいちいち認めたら日本中何も作れなくなってしまいます。誰でも近所に目をそむけたくなるような施設、公共、民間を問わず作られる可能性があるのです。その可能性を否定したら民主主義ではなく社会主義になってしまいます。

一番の問題は、その対策に税金が使われ、その税収不足は関係のない我々の増税に跳ね返ってくることです。

私は貧乏のころ、保育園が目の前にありましたし、その距離は1メートルも離れていません。全く五月蠅いと思うことはありませんでしたし、迷惑と考えたことなど全くありませんでした。

そして、その対策に使われるお金は私たちの税金だということを認識すべきなのです。

幼稚園の問題は税金の使われ方の問題

前回まで、保育園の開設に対して地域住民が反対をすることは単なるエゴであってほめられたものではないという話をしました。

なぜなら、その人にとって迷惑と感られる施設を作られるリスクは誰にでもあるリスクであり、それを回避するのには高額の納税を行うか、リサーチをしっかり行うことでしか解決策はないからです。

エグザイルのコンサートでの落雷事故

先日のニュースでエグザイルのコンサートに行き、落雷にあって死亡した事故の損害賠償の裁判の結果があったそうです。亡くなった遺族のご両親のお気持ちはよくわかりますが、落雷で主催者を訴えるのは違和感を感じました。

おそらくこの問題の端緒は、主催者の謝罪の仕方に相当な問題があったためにこじれていると推察しましたが、普通であれば落雷事故にあって死亡したとしても月日が経てば運がなかった事故とあきらめもつくと思います。

なぜなら落雷事故で死亡したとしても誰も保証などしてくれませんし、遺族もそれで納得せざるを得ないでしょうが、主催者の対応の仕方に何かしら遺族の方が納得できなかったからここまでこじれるのだと思います。

ただこのニュースを聞いた方に、落雷事故で死亡したらお金がもらえる可能性があるかもという印象を与えたのも事実だと思います。

そんことが認められたら、自由な経済活動を行う業者はいなくなりますので、原告の訴えを退けた裁判所の正しい判断になると思います。

幼稚園の問題も根っこは同じ

このことも、幼稚園の問題と結局、同じなのです。

コンサートの落雷事故でも本来もらえるはずもないお金も文句を言えばもらえる可能性があるということになります。要するに自分の銭勘定しか考えなければ、文句を言うことで金を請求できるかもしれないのです。

しかし、そのお金が税金の一部から出ているということになれば話は違ってくるでしょう。

日本人は公共コストに鈍感すぎます。工事が多いと文句をいう人もいますが、道路があるのも税金のおかげなののです。そして、空港や駅でも税金は投入されているのです。

道路、空港、駅などはみなが使うものですから文句はありませんが、なぜ、個人宅に騒音という対策費でお金を支払うのでしょうか、世間一般の手前を考えたらそんなことは言えるはずがないのはないでしょうか。

自分が以前から住んでいて誰もが認める騒音であれば仕方がないと割り切ることもできましょうが、沖縄の事例など後から住み文句を言う人の気持ちは私には理解できません。そんなことわかっていたことでしょうと思うのです。

ここ数日ニュースを賑わせている枡添都知事も例外ではありません。

自民党、東京都連会長の谷垣さんは、個人の人格口撃をしたくないと言いながら猛省を促したいと言っていました。この人格というのは、お金に汚すぎるという意味です。要するにあの人ならやっても誰も驚かないという意味です。

要するに政党助成金と地方財政の違いはあれど、税金から支出をもらっているので批判されて当たり前です。

税金の交付を受ける場合は、自分の銭勘定だけを計算したらダメなのです。他人の払った税金を拝領するのですから、批判を受けやすいのです。

空き家対策にしてもそうです。

空き家対策で行政から減税処置や補助金が出る場合は、それが公共の利益に叶っているかどうかをよく精査する必要があるのです。

自分の銭勘定だけで使うといざというときに足元をすくわれることになると思います。

不動産のロケーションを選ぶという行為には、みなに選定リスクがあるのです。明確に将来を予測することは困難ですから、厳しくリスクを想定すべきなのです。

そして不動産の値段が安くなれば安くなるほど、そのリスクは高いと言うことを認識するべきなのです。

関連記事

ページ上部へ戻る