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東京オリンピック開催までは景気動向は上向き?

政府の政策があるので、不動産価格は上昇傾向にあるという目論見をお話をしましたが、現状の政策のあり方ではリスクがあるということをお話しました。今回は国際情勢からみた日本の不動産価格動向についてお話をしていきたいと思います。

日本での開催が予定される東京オリンピックが2020年に開催されます。日本の財界では、このオリンピック開催までの期間は景気は上向きであろうというコンセンサスになっています。

日本は昭和38年の東京オリンピック以降(一度山一特融などの金融危機を経験しましたが)、その後は高度経済成長を成し遂げました。これを期待して日本国中が景気が上向くのを期待しているというのが現状だと思います。

しかし去年、オリンピック開催国にはありえない事態が発生したのです。それは2016年、今年開催される国のブラジルの国債がジャンク債扱いになったというニュースのことです。

アメリカの利上げによって、野放図な財政をしていたブラジル政府が借金の山にてドル建て借金の金利が上がったとたんに、その返済が返せないような状況に陥る可能性が出てきたのです。

前回開催のロンドン、つまりイギリスはリーマンショック後にいち早くスイスに次いで金融緩和を実施しましたが、2016年は経済不安に苛まれています。

その前回開催の北京オリンピック、中国の現状はどうでしょうか?ということになります。

ブラジルはオリンピック開催の前年に景気が悪くなりました。ではオリンピック開催までは景気が上向くとしている日本はどうでしょうか?「日本にもブラジルと同様な可能性があるのでは?」と少なからず予測できるのではないでしょうか。

なぜなら状況が似ているのです。アベノミクスによって金融緩和をするということは借金が増えるということです。この借金の前提は景気がよくなることが前提で、逆に悪くなったら借金だけが残ることになります。ドルベースでの借金は円安効果によって減っていますが、円建ての借金は過去最悪な状況でどうにもならない状況なのです。

先程もお話をしたように、今の経済状態は分水嶺に入っています。つまり、アベノミクスというのは財政難からスタートしてその派生要因に景気上昇と、デフレ克服があるのです。財政は借金をたくさんしているので悪くなるのは当然ですが、この景気上昇の最大の難関であるデフレがもうすぐそこに来ています。

もうすでにアベノミクスは失敗しているという人もいますが、私も同様の意見でこれだけの金融緩和をしてデフレに舞い戻ることになれば完全に失敗だったと言わざる得ないのです。

その時に不動産価格は?

そうなれば当然、不動産価格は下がることになり、賃料についても高い家賃を払えない人が増加するため、賃料の値下がりにつながる可能性があるのです。

現在も大家さんとして金利収入や家賃収入を得ている人にとっては末恐ろしい話になりますが、現状はそういう状況です。ちまたには政策によって不動産を活性化させる方策がいろいろ出ていますが、現状はまだ消費税が本当に上がるか否かがわからないような状態です。このようなときは、新規の不動産投資はかなり慎重になる必要があると考えています。

今、金融の世界にはかなりの数学や物理が入っていますが、彼らは未来など予見していません。現状の数字がでたら分析の後、行動に移すのです。なぜなら現状の分析ができない投資家のほうが圧倒的に多いからです。つまりパニック状態になると人は、何もしないようにしようとする人が多いのですが、そのときを待てばよいというようなところにきています。

リーマン直後に不動産を買っている人は?

リーマンショック直後の年明けに実は私は不動産を買っています。もうすでに売却をしているのですが、現金が必要な人のために頼まれて購入したのですが、その時の購入額は投げ売り状態でした。すでに売却済みなのですが、売却益を計算すると相当の金額を稼ぐことがきました。

これから経済状態がどうなるかはわかりませんが、無策のままであれば、今すぐは何もしないという選択も間違いではないかもしれません。これが私の今の率直な感想です。

行動にでるのであれば、少なくとも消費税の増税が本決まりになる夏以降に行動をしたほうがいいと思います。もちろん、それまでの期間を事前準備期間として今から準備しておくことは前提の話となります。

ネガティブなことを書きましたが

投資の基本というのは未来の明るい自分や家族を思い描くことが基本です。つまり人間はみなそう願ってきたから今の日本の成長があるのです。

思いは叶うとはナポレオンヒルズの言葉になりますが、基本的には人間は成長し、社会は発展していくと思います。しかし結果が出るのは遅いのです。であればなるべく安い物件が出てくるまで待つという選択肢もありなのかもしれません。

このいい分は業者には不都合なので、絶対にもっともらしい言葉であなたの心を揺り動かします。しかし、客観的にみて、今の状態は待ちだと経済の専門家であれば答えると思います。もし、暴落するのであれば買い場を探せばいいだけの話です。

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