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空き家対策について「その4」

前回は、空室対策として空室が出る前に「誰でもやることのできる対策」を考えていきました。確かに当たり前過ぎる話だし、不動産オーナーになれば身近な人に「誰でもやれること」についてアドバイスされていると思います。そしてみなさんはこんな基本的なことをいまさらと思うでしょう。

では一つ質問させて下さい。「誰でもやることのできる対策」が不動産投資において根本的に必要である理由をロジカルに説明してください。この答えをスラスラ答えることができる方はどれくらいいるでしょうか?

おそらく多くの方が答えられず、にわか知識ということがよくわかるでしょう。つまり知識をもっているだけで本当の意味を理解していない、ということになのです。

狭い繁盛をしているラーメン屋さん

私は以前、都心に住んでいましたが、現在は山の中で引きこもり状態です。なぜなら、東京という土地は人が多すぎるからです。私と同じようなことを言う方は非常に多いと思いますし、山や海、自然に囲まれた土地にあこがれると言う方も多いでしょう。「田舎くらし」という言葉が流行っていますが、実際にリタイアをした後はみなさん田舎に居住するというブームが起こっています。

私の場合は生地が京都の繁華街ですので、それほどひどくはないのですが、夜の新宿の歌舞伎町のようなところだと思っていただくと想像しやすいと思います。想像すれば、新宿の歌舞伎町には夜も昼間もなく明るいし、五月蠅いというのは想像がつくでしょう。繁華街で生まれ育ったため、もうこりごりという思いがあります。

しかし、昨今はラーメンブームということで繁盛をしているあなたのひいきのラーメン屋さんを思いだしてください。ひいきがなくても、テレビでみる繁盛しているラーメン屋さんを思いだしてください。

どんな人でも、思いだす光景は狭くて五月蠅いのが普通の光景だと思います。参考までにこの山奥にあるラーメン屋などは広くて静かで当然のように流行っていません。

なぜ、ラーメン屋は我々が認知をしているのと真逆の光景で、狭くて、その上、うるさい状態で繁盛をするお店になるのでしょうか?通常の感覚だと食事をする場所になるわけですから、広くのんびりした状態で、ゆっくりと静かに食事を楽しみたいと思います。

つまり、みなさんが望んでいる食事の環境はゆっくり、静かにというのは単なる誤解、思い込みなのです。理性ではゆっくり、静かに食事をとりたいと思っているのですが、本能は狭くて、五月蠅いの環境が人間は大好きなのです。また環境は狭くうるさくても流行っているラーメン屋は必ず建物や設備は古くてもきれいにしていると共通点があります。汚いところには誰も近寄らないというのが普通です。

キレイであることが大前提

つまり、空室対策の基本中の基本はきれいにすること。これが守れないマンションや不動産はどうやっても、空き室が出る可能性が高いということになります。

そして、人の往来が多いマンションや不動産にするためには最低限、きれいにしなければいけないということになります。汚いところには、絶対に人は寄ってはきません。

一番いい例は東京ディズニーランドの清掃スタッフです。ゴミを見つけるとさっとほうきとチリトリをもってきてさっと回収しますよね、ああいう姿勢が入場料が高くても年中人でにぎわっている根本の原因だと私は思うのです。それに比べて各地のテーマパークは顧客主義とか見世物の多角化などに注力して失敗してケースも多いのです。その前に「この汚さをなんとかしては?」といつも思っています。

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