今回はトヨタ自動車をはじめ、さまざまな製造業がひしめきあい県全体が活気づいてる、日本の製造業を代表する県といっても過言ではない愛知県の不動産投資に着目してみましょう。

愛知県と各都市の人口推移、地域別不動産価格の推移、各都市の特長などをベースに、愛知県で行う不動産投資の可能性や将来性についてを考察していきましょう。

愛知県の過去5年間の人口推移

人口推移

まずはじめに愛知県の過去5年間の人口推移です。下記が過去5年間の人口推移になっています。

平成23年
総人口・・・7,424,399人
男性・・・3,708,899人
女性・・・3,715,500人

平成24年
総人口・・・7,436,135人
男性・・・3,714,604人
女性・・・3,721,531人

平成25年
総人口・・・7,450,154人
男性・・・3,721,637人
女性・・・3,728,517人

平成26年
総人口・・・7,463,690人
男性・・・3,728,759人
女性・・・3,734,931人

平成27年
総人口・・・7,484,094人
男性・・・3,740,303人
女性・・・3,743,791人

全国的に人口が減少傾向の中、毎年微増ではありますが着実に人口を増やしているのがおわかり頂けれると思います。また人口の割合を見ると女性が若干多い数値になっています。

過去5年の人口増減数は合計で73,375人のプラスになります。平成26年~27年を除いた年は毎年10,000人~14,000人の間で推移しているのですが、この年だけ20,000人も増加しています。

通常よりも6000人以上も増加している理由の一つとして、やはりトヨタの業績が好調であることが考えられるのではないでしょうか?

トヨタは過去5年間業績好調で、今年売上高10兆円、当期純利益が2兆円超と最高の成績を残しました。この好調な売上は、関連企業や下請け企業にも波及されると考えられます。

そして業績が好調なことで、雇用者の増加や収入のアップなど地域の活性化に非常に大きな影響を与え、結果的に人口の大幅な増加につながったのでないでしょうか。

また過去最高位となる世界ブランドTOP5に入ったトヨタの躍進はまだまだ続くことが予測されることから、これに牽引される形で今後も人口は増加していくのではないかと予測しています。

しかし一方で自然増減数を見ると、下記の通り年々減少しています。

平成23年・・・11,659人
平成24年・・・8,211人
平成25年・・・6,399人
平成26年・・・3,953人
平成27年・・・3,185人

この下げ幅もかなり大きいため、愛知県は県全体の問題と向き合わなくてはいかなくてはならないでしょう。

ただし人口流入については、非常に増加していますので不動産投資を行うには適しているのではないかなと考えられます。







市町村別人口増減ベスト5!!

市町村別人口増減

では続いては、市町村別に人口の推移を見ていきましょう。

1位:名古屋市

人口数も堂々の1位で、平成26年10月~平成27年9月で9900人程増加しています。

2位:岡崎市

人口数は3位ですが、人口増加数は2位の2732人でした。

3位:長久手市

なんとここに来て3位が長久手市で人口は33位でありながら999人増加の3位になっています。

4位:安城市

人口数は7位ですが、増加数は923人で4位です。

5位:豊田市

人口数2位で、増加数が887人で5位でした。

このランキングをみますと、名古屋市を中心とした近隣・隣接した都市がランクインしていることがわかります。

そして経済、交通の要である名古屋市は安定的な成長・発展を続けているようで、今後もその人口増加数は上昇傾向に変化はないと予想されます。

ここで注目したいのが、3位に「長久手市」ランクインしていることです。

この「長久手市」は名古屋のベッドタウンとして非常に人気・需要が高い都市のため、名古屋の人口増加に比例して人口が増加しているようです。

また「東洋経済」によれば、長久手市は「住みよさランキングで総合1位」、また「快適度ランキングで4年連続1位」になっていて、ベッドタウンとして非常に優れた利便性や快適性をもった都市と言っていいのではないでしょうか。

長久手市はすっかり住みよい街というイメージを定着させたことで、今後も人口が増え続けることが予想できるでしょう。

次に第5位の豊田市ですが、言わずと知れた日本を代表する大企業のトヨタの本拠地として有名な都市です。

愛知県の人口増加を牽引していると前述したように、トヨタの業績は好調を維持しているため、今後も人口増加が見込まれるでしょう。

しかし今回の九州大地震により、その被害がトヨタの関係工場まで及んでしまいました。そのため愛知県の製造工場を一時的にストップさせるなどトヨタにも大打撃を与えました。

トヨタは今回のことで屋台骨が大きく揺らぐような企業ではありませんが、それでも少なからず売上に影響はあると考えられます。

つまりトヨタの業績が人口の増減を左右する程の影響力があると考えると、トヨタの今後の業績に注目することが人口増減数を予測する上で重要だと考えられるのではないでしょうか。







市町村別不動産価格ベスト5!!

市町村別不動産価格

続きまして市町村別不動産価格の推移を見ていきましょう。

愛知県の市区町村別の地価平均は下記の通りとなります。

1位:名古屋市→324,348円

2位:刈谷市→133,700円

3位:安城市→129,127円

4位:長久手市→127,238円

5位:知立市→124,995円

やはりここでも名古屋市が1位で、2位とダブルスコア以上差をつけています。

またこの名古屋市は、区でもかなり地価の差があり一番高い所で「中村区:地価平均1,126,627円」もあり、一番低い所で「港区:地価平均106,627円」でした。

同じ市内で10倍以上の差があることには驚きを感じる方もいるのではないでしょうか。

その他の区は、名古屋市南区(地価平均132,656円)は刈谷市大体同じくらいで、
中川区(地価平均130,067円)、守山区(地価平均117,455円)となっています。

中村区が突出しているのが分かりますが、これは中村区は居住エリアというよりも商業地区であることが理由となります。

また名古屋の中心部からそれほど離れていないにも関わらず港区の地価が安いのは、治安に対する不安や海抜が低いため津波が起こった時には間違いなく浸水をしてしまうのではないかとの懸念からだと考えられます。

しかし港区は徒歩圏内に病院や飲食店、また公園や学校なども多く、非常に利便性に優れたエリアです。また名古屋市心部からも近く、利便性を重視する方をターゲットにされるのであれば港区での不動産投資は非常に適しているのではないでしょうか。







まとめ

ここまでの数値を総合的に判断すると、不動産投資を行うのであればやはり名古屋市を外すことはできません。

しかし名古屋市内でも地価にかなりの格差があることや居住者の属性の違いなどに着目する必要があります。そしてそのエリアの需要に見合う物件をチョイスすることが不動産投資の成功につながる方法となります。

また名古屋市の区でも南区や中川区、守山区は、地価平均も安いため、若い方や利便性を一番に考えている方などをターゲットにされる場合は適しているのではないでしょうか。

名古屋東部の方は市としても高級志向層が住んでいることが多いらしく、また豊田市へも近いですため高級志向が高い方をターゲットにされる場合は非常に良い投資先ではないでしょうか。

次に投資先として注目したいのが長久手市です。

長久手市のように非常に住みやすく、豊田市と名古屋市にはさまれた好立地で、通勤などの利便性も良い場所は名古屋で長期間働くファミリー層をターゲットとした投資に適しているでしょう。

では刈谷市の投資についてはどうでしょうか。

刈谷市はトヨタグループの企業が多くあり、工業地帯として栄えているようです。また車があればショッピングやレジャーが出来ますが、少し不便な所のようです。

中心地になると地価平均が高く、トヨタグループで就業されるような方をターゲットにされる場合は良い投資先と言えるでしょう。ただ家賃が高いということで、隣接した市に住居を構える人も多くいるようです。

最後に安城市です。

安城市は、農業とトヨタ関連の企業が混在する市のようです。大企業も多い中で、水が豊富にあるとの事ですので農業も発達してきた土地だそうです。

ですが地価平均が高く、やはりこちらも近隣の市に住む方が多いようです。

こう見てみますと名古屋市の中でも区によって地価を頭に入れておけば、不動産投資はかなり有効なのではないかなと感じました。

また今後も、トヨタは安定的に成長を続けることが予想できますので、それに伴いトヨタの関連企業も成長を続けていくと思われます。これにより、他県から人口流入してくる方が今後も増えていくと予測できます。

愛知県は住む場所によって結構地価のばらつきがあります。

そのため「末永く住まれる方」、「転勤族」、「利便性を重視している方」、「
閑静な住宅を考えている方」など、

しっかりとターゲットとなる顧客層を見極め、それに伴った不動産投資を行うことで効果的な投資が行えるのではないでしょうか?

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