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内覧ができない

裁判所の不動産競売では内覧ができないことがデメリットとしてあげられます。

まず内覧とは購入する不動産に対して、契約を行なう以前に物件に訪れて物件内部を見ることができるもので、紙の資料だけでは見ることができない設備の状況や日当たり状況から周りの騒音なども含め、細かな確認が行われます。

これは不動産の購入に留まらず、賃貸物件に入居する際にも必ず行なわれるものですが、その一方で裁判所の不動産競売では状況が異なるのです。

競売において法律上は内覧制度があるのですが、個々の物件によっては内部に立ち入る事ができない場合もありますので、この点は入札する上で大きなデメリットとしてあげられます。

競売の内覧制度とは?

競売の内覧制度とは、差押債権者のみに限定され、更に内覧を行うには占有者の許可が必要となります。

つまり入札希望者に内覧が許されたものではないため、競売物件においては実質的に内覧は困難な状況のままであると言えるのです。

内覧ができない理由

ではなぜ不動産競売では内覧ができないのでしょうか?

まず競売に出される物件については基本的に所有権はその物件の所有者にありますので、状況確認のため事前に内部に立ち入るためには所有者の許可が欠かせません。

しかし競売に至る原因の多くは借金であり、返済が滞り自身の家を失う事になりかねない最中では、その手続きのための下見に承諾してくれる好意的な債務者はあまり存在しない実情があるのです。

一般的な不動産や賃貸物件であればその所有権は不動産会社や大家さんにありますので下見の許可は当たり前のことです。

しかし競売の場合は債務者側に所有権があるため、債務者が内覧希望をする人に対して快く受け入れてくれることは無いのです。

またごく稀なケースでは入札を妨害する事を目的に物件の価値を減滅させるために、内部に立ち入る許可を出す一方で物件を傷つける事もありますので、こうした事態も避けておきたい所です。

可能な調査はすべて行う

ただ入札するにあたり全く情報が無いままでは購入する事ができないのですが、デメリットを乗り越え競売に参加するためにはどうすれば良いのでしょうか?

まず一つは債務者の好意により内部に立ち入る事ができる物件を探す事で、こうしたケースは少ないものの実際に訪れることができますので安心して入札することができます。

続いてポイントになるのは裁判所の執行官が現地に訪れ撮影した写真を確認する方法で、写真と共に図面などもデータもオープンにされていますので、このあたりの情報も細かく確認しておきます。

またそれ以外では内部には入れないものの現地に訪れて物件の外観や周囲の環境について確認する事もポイントとして挙げられます。

競売されている物件はいわゆるいわくつきの物件の場合もありますので、建物の状態と共に周囲の環境も含めて確認するために現地に訪れて、近隣の人などへの聞き込みをすることは非常に重要です。

3点セットの画像

競売における最大のデメリットのひとつ「内覧ができない」。

このデメリットは執行官が行う内部撮影、コメントから判断するしかありません。実際に3点セットと呼ばれる裁判所の資料を確認してみましょう。

こういったデメリットが原因で競売物件は相場価格よりも安くなります。しかし現地調査と3点セットからある程度物件の状態が読み取り入札・落札できた場合は、相場価格よりも安く不動産を手に入れるチャンスになるのです。

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