記事の詳細

人口推移

不動産価格は人口がどのように推移していくかによって大きく影響を受けます。

一般的に人口の減少に比例して不動産の需要も減少するため、土地の価値は下がっていきます。

しかし、その土地に何か付加価値があれば話は別です。

通勤時間が短い、学校やスーパーが周りに多いなどの生活の利便性がある場合は、人口が減少したとしてもある程度は売却需要レベルを保つことが可能性かもしれません。

場合によっては、土地の価値を横ばいで維持できるかもしれません。

一方、一戸建てやマンションの場合は、その建物自体の仕様やグレードなどによって価値が決まってきます。

土地ほど人口の推移に影響は受けませんが、やはり人口の減少ととともに需要が減ることになるため、売却価格は人口に比例して下がっていくでしょう。

では東京都のここ5年の人口推移はどうなっているのでしょうか。増加傾向にあるのでしょうか。

人口増加の原因

埼玉不動産

東京23区の人口推移をみてみると、平成26年度までは1割ほど人口が増えています。

特に中央区、港区、千代田区などの都心のエリアは伸び率が大きく、3から4割ほど伸びています。 全国的に子供の数は減ってきていますが、東京都では平成26年の統計局のデータを見ると、前年度に比べて増加しています。

さらには子供の数が100万人を超えているのです。家族連れのファミリー層が東京都の都市部に引っ越してきて生活をしていることが読み取れます。

東京都はどうしてこれほどの人口増加がみられるのでしょうか。

これまでも都心に住んでみたいというニーズは潜在的にはありましたが、都心部での物件の数が足りていませんでした。

しかしバブルがはじけ、都心エリアの物件の数が増えてくるにつれ人口が徐々に増えてきました。

都心に人口が集中してくることによって、都心部の課題であった生活がしにくい場所という問題が解消されてきています。

つまり今まで都心部は仕事をするビジネスエリアであり、オフィス街では週末になると周辺の店舗が閉まってしまい生活をするのに適していると言えませんでした。

居住する人口が増えることにより、都心部にも小さなスーパーができたり、普段の買い物がしやすい施設が増えたりして、さらに居住者が増加しやすい環境が整ってきました。

人が集まり、施設が集まり、さらに人があつまるといった人口増加・住環境整備のスパイラルが完成したのです。

ワークスタイルの変化

価格上昇

さらに、東京都の人口が増えている要因の一つとして、ワークスタイルの変化を挙げられます。

共働きの方が増えてきたので、職場の近くに住みたいという家庭が多くなってきたのです。

これは通勤をする人にとっては当然な願いです。通勤時間を短縮できれば、その分の時間を育児や家事に使うことができます。

そのようなニーズも増えたため、先にも述べたような中央区、港区、千代田区などの都心エリアの人口が急増しているのです。

今後さらに大型マンションや商業施設などが増え、近代的なウォーターフロントとして注目されている江東区や、高所得層の数が全国一でイメージがよく付加価値の高い港区などで人口が増えていくと予想されています。

過去の東京の人口推移を見つめながら、これから不動産取引をどのようにしていくか自分なりのシナリオを描くのも面白いかもしれません。

関連記事

ページ上部へ戻る